ペイントホームズ函館店です。
函館市で外壁塗装のお見積りに伺うと、
「屋根は下から見えないので、今どうなっているのか分からない」
「無落雪屋根ですが、外壁と一緒に見てもらったほうがよいですか」
と聞かれることがあります。
無落雪屋根は、屋根から雪を落とすのではなく、屋根の上で雪を受け止め、雪解け水を排水するように考えられた屋根です。
冬の落雪を抑えやすい一方で、地上から屋根面がほとんど見えないため、色あせやさび、排水まわりの変化に気づきにくいという面もあります。
外壁の傷みは窓から見たり、建物の周囲を歩いたりすると確認できますが、無落雪屋根の中央部や排水経路は、普段の生活ではなかなか見ることができません。
そのため、外壁塗装の相談をきっかけに屋根も確認してみると、今まで気づかなかった変化が見つかることがあります。
今回は、函館市で無落雪屋根の塗装や点検を考えている方へ、屋根面だけではなく、スノーダクトや排水口、板金の継ぎ目など、確認しておきたい場所を現場目線でお伝えします。
1.無落雪屋根は「下から見えない」ことが最初の注意点です
無落雪屋根は、一般的な傾斜のある屋根と比べて、地上から屋根面を確認しにくい形をしています。
そのため、外壁はきれいに見えていても、屋根の塗膜が薄くなっていたり、一部にさびが出ていたりすることがあります。
「雨漏りしていないから、屋根も問題ないだろう」
と思われるかもしれませんが、雨漏りが起きていないことと、屋根に変化がないことは同じではありません。
塗膜の色あせや小さなさびは、すぐに室内へ影響が出るものではありません。
しかし、そのまま年数が経つと、さびの範囲が広がったり、塗装前の下地処理が増えたりする可能性があります。
反対に、色あせが見られても、現在の下地がしっかりしていれば、必要な下地処理と塗装で保護できることもあります。
まずは塗装をすると決めるのではなく、屋根が今どのような状態なのかを知るところから始めることが大切です。
実際に函館市で無落雪屋根のお見積りをご依頼いただいた際も、屋根面の色あせや部分的なさび、排水経路などを確認しました。
現地調査時の様子はこちらの記事でご紹介しています。
2.屋根面だけでなく、スノーダクトや排水口も確認します
無落雪屋根を見るときは、屋根の表面だけを確認すればよいわけではありません。
雪解け水や雨水がどこへ流れ、どのように排水されているかも大切です。
無落雪屋根の形状によって違いはありますが、屋根の中央部などにスノーダクトが設けられ、そこへ集まった水が排水口へ流れる仕組みがあります。
この部分に汚れや落ち葉などがたまると、水が流れにくくなることがあります。
排水口そのものが詰まっていなくても、その周辺に泥やごみが残り、水分がたまりやすくなっている場合もあります。
現地調査では、次のような部分を見ていきます。
・排水口のまわりに汚れがたまっていないか
・スノーダクトに水が流れにくい場所がないか
・排水口周辺の塗膜に剥がれやさびがないか
・板金の継ぎ目に開きや変形が見られないか
・屋根の一部に水分が残った跡がないか
排水状態に問題がある場合は、上から塗料を塗るだけでは解決できません。
塗装の前に清掃や状態確認を行い、水が流れにくくなっている原因を整理する必要があります。
3.さびは屋根全体へ同じように出るとは限りません
金属屋根のさびというと、屋根全体が茶色くなるような状態を想像されるかもしれません。
実際には、屋根全面へ同時にさびが出るとは限りません。
水分が残りやすいところや、板金が重なっている部分、固定金具のまわりなどから、部分的に変化が始まることがあります。
そのため、遠くから屋根全体の色だけを見ても、細かなさびを確認できない場合があります。
小さなさびが見つかったときは、表面だけなのか、塗膜の下まで進んでいるのかを確認します。
表面の軽いさびであれば、ケレン作業で弱った塗膜やさびを取り除き、さび止めを塗ってから仕上げる方法があります。
一方、金属の腐食が進み、穴や大きな変形が見られる状態では、塗装だけでは対応できないこともあります。
無落雪屋根だから必ず塗装できる、または必ず交換が必要ということではありません。
現在のさびの広がり方や屋根材の状態を見たうえで、どの方法が合っているかを考えます。
4.板金の継ぎ目や立ち上がりも見落とせません
無落雪屋根では、屋根面と壁が接する部分や、板金の立ち上がり、継ぎ目なども確認したい場所です。
屋根の中央部に目が向きやすいのですが、端部や異なる部材が接している部分にも変化が出ることがあります。
板金の継ぎ目が開いていないか。
固定部分に緩みがないか。
屋根面から立ち上がる部分の塗膜が剥がれていないか。
こうした部分は、完成後の外観写真だけでは分かりにくいため、調査時に近くから確認する必要があります。
ただし、安全に確認できない場合は、無理に屋根へ上がるものではありません。
建物の形や屋根の状態に合わせ、安全を確保できる方法で確認します。
お客様ご自身が屋根へ上がって確かめようとするのは危険ですので、下から見えない場所が気になるときは、専門業者へご相談ください。
5.外壁塗装の相談時に屋根も確認する意味
外壁の色あせやコーキングのひび割れがきっかけで、塗装の相談をされる方は多くいらっしゃいます。
その際、普段見えない無落雪屋根も一緒に確認しておくと、今後の工事時期を整理しやすくなります。
ただし、外壁を塗るから屋根も必ず同時に塗らなければならない、ということではありません。
屋根の状態が安定していれば、今回は外壁を優先し、屋根については次の点検時期を決めておく方法もあります。
反対に、数年以内に屋根の工事が必要になりそうであれば、足場を一度で済ませるため、外壁と屋根を一緒に施工するほうが負担を抑えやすい場合もあります。
判断するときは、現在の傷みだけではなく、
・前回の塗装からどのくらい経っているか
・この先どのくらい住む予定か
・数年後に別の改修予定があるか
・今回の予算でどこまで行うか
といったことも一緒に考えます。
外壁と屋根のどこまで工事するかは、これからの住まい方によっても答えが変わります。
工事範囲の考え方については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
函館市で外壁塗装をするか迷ったら|これからの住まい方に合わせた工事の考え方
6.排水まわりの不具合は、塗装だけで直るとは限りません
無落雪屋根のお見積りでは、「屋根を塗れば、排水まわりも安心ですか」と聞かれることがあります。
屋根塗装には、金属屋根の表面を保護し、さびや劣化の進行を抑える役割があります。
しかし、水が流れにくくなっている原因が、排水口の詰まりや板金の変形などにある場合、塗装だけでは改善できません。
また、屋根の一部へ水が集まりやすくなっているときは、どこから水が流れてきているのかも確認します。
大切なのは、最初から「塗れば直る」と決めるのではなく、
・清掃で対応できるのか
・補修が必要なのか
・塗装で保護できる状態なのか
・塗装以外の工事を検討する必要があるのか
を分けて考えることです。
原因を確認しないまま表面だけをきれいにしても、同じ場所へ再び変化が出ることがあります。
塗装することより先に、今どのような状態なのかを確認することが欠かせません。
7.見積りでは、屋根の写真と説明を確認してください
無落雪屋根はお客様ご自身で状態を確認しにくいため、見積りを受け取る際は、屋根の写真を見せてもらうと分かりやすくなります。
▶「屋根が傷んでいます」
▶「そろそろ塗装が必要です」
という説明だけでは、どの場所に、どの程度の変化が出ているのか判断しにくいものです。
写真を見ながら、
▶「この部分にさびが出ています」
▶「排水口の周辺に汚れがたまっています」
▶「屋根面の塗膜は色あせていますが、現在は大きな腐食は見られません」
というように説明を受けると、提案された工事内容を理解しやすくなります。
見積書では、塗料の商品名や金額だけでなく、次の点も確認してみてください。
・塗装前にどのような下地処理を行うのか
・さび止めをどこへ施工するのか
・排水口やスノーダクトの確認が含まれているか
・塗装で対応できない傷みはないか
・追加工事が必要になる可能性はあるか
分からない項目がある場合は、その場で決めず、説明を聞いてから検討していただいて構いません。
まとめ|無落雪屋根は、見えない場所まで確認して判断します
無落雪屋根は、地上から屋根面が見えにくいため、色あせやさび、排水まわりの変化に気づきにくい屋根です。
確認するときは屋根面だけではなく、スノーダクト、排水口、板金の継ぎ目、立ち上がり、水分が残りやすい場所なども見ていきます。
さびや色あせが見つかっても、すべての住宅ですぐに塗装が必要になるわけではありません。
現在の屋根材の状態や排水状況、前回の工事時期、今後の住まい方を整理したうえで、今行う工事と、少し先に検討できる工事を分けることが大切です。
ペイントホームズ函館店では、函館市を中心に、北斗市、亀田郡、茅部郡周辺の外壁塗装・屋根塗装・防水工事のご相談を承っています。
「無落雪屋根の状態を一度確認してほしい」
「外壁塗装と屋根塗装を一緒に行うべきか迷っている」
「排水口やスノーダクトの状態が気になる」
「屋根が見えないため、塗装時期が分からない」
このような段階でも、お気軽にご相談ください。
現地調査や劣化診断、お見積りは無料です。
塗装を行うことだけを前提にせず、現在の状態を確認したうえで、お住まいに合う進め方をご案内します。








